道場、T・Mへの最上級レベルのスパルタ指導

N・MやN・HのT・Mへの当たりもまた、その時の本人から私達へのものと同等以上に容赦なかった。最近の指導方法は間違ったことに対しての叱責か、当たり前のことをやっている時の放置かのどちらかだった。訓練プログラムの終盤では褒めるという肯定感は一切ない。もはやキレイごとや人間性だけでは自立が困難な時代になってきているのだろうか。
ところがその結果が少なからず裏目に出てしまったようで、T・M[は自分が馬鹿にされないためには人を攻撃するしかないという防衛本能を持ち始めたのか過剰なまでの自己愛を持ち始め、周りを、それも時には食卓であっても同じ学校組であるK・Yの人格批判までも平然と行ったり痛烈なまでに非難し、否定し始めていた。
そればかりは本人だけの責任ではなく、日頃のスパルタ教育が生んだ弊害でもあるような気がした。私達は時折やるせなさを感じていた。しかし、T・Mにはもう時間がない。それもまた事実だ。それだけ指導する側としては独り立ちするうえで徹底した教育を命がけでしなければならないのだろう。